大工も時代にあわせて!

投稿日:2020/05/22

こんばんは!(^^)

14日に石川県もギリギリ滑り込みで緊急事態宣言が解除になりました!

さっき車で町の方を通ったら、明かりが点いているお店も増え、なんだかホッとしました。

個人的には緊急事態宣言の解除はもう少し待っても良かったんじゃないかなぁとも思いますが、1日の感染者数も減少し感染者経路も特定出来ているのであれば解除と言う判断は妥当なんですかね。

何より、急速に悪化し続けている景気の下降線を少しでも緩やかにするためにも経済活動の再開は重要ですよね。

ただ、業種に限らず今まで通りとはいかないんでしょうけど。新しい生活スタイルに合わしていくことになるんでしょうね。

日常生活も緊急事態宣言解除により多少気も緩むと思いますが、国内生産のワクチンの開発、実用化が進み安定供給されるようになるまでは、第2波、第3波が来る事を前提に少しでもその波を小さく出来るように気を緩めずに私たちも生活していかなければなりませんね。

まだまだ先もウイルスに脅えながらwithコロナです!(とりあえず抗体検査受けたい!)

 

って事で本文へ

 

工務店では一棟任されるようになりいわゆる棟梁、親方になれました。

ですが、今でも思いますが自分を自分の親方衆や昔の大工さんと比べてみると技術面で天と地ほどの差があると思います。

昔の住宅は入母屋屋根が多くそれを墨付けして刻み、その住宅には和室があり縁側があり縁桁がありました。

それらを綺麗に早く納めれるかが大工の技量でした。

私が大工になってからは徐々にそういった住宅は減っていき、今では切り妻屋根や片流れ屋根が主流で和室と言っても畳が敷いてあるだけの部屋になってしまいました。

時代が変われば感性も変わります。私もシンプルな住宅も好きですが大工として考えると腕を磨く環境では無くなったのは事実です。

そのような経験値からすると親方衆とはかなりの差があると思います。

自分と同じ歳のころにはどんな家を建て、どんな手の込んだ細工をしてたんだろうなんて事を思うと差は歴然ですね(;´・ω・)

時代が変わればお客様のニーズも変わりますし家も大工も時代に合わせて変わっていって当たり前なんですが。

基本は変わらず新しい物を取り入れ進化していかなければいけないんでしょうね。

実際、昔はとても腕が良かった大工さんでも洋間ばかりの家だと手を抜く訳ではないにしろナメてかかってしまい仕上がりが雑になってしまう大工さんもいると聞いたことがあります。(歳と共に目が見えなくなるという原因もあると思いますが、、、自分も40歳をまわった頃から徐々に来てます💦)

今でも家の基本は尺貫法です。(メーターモジュールもありますが)

1分=3.03㎜、1寸=30.3㎜、1尺=303㎜、3尺(半間)=909㎜、6尺(1間)=1818㎜ が間取りの基本になっています。

1帖は909×1818、1坪は1818×1818です。

昔から尺貫法で家を建てていました。その際に使っていた差し金(定規)にふってある最小単位は5厘です。(約1.5㎜)

ですが今の建築図面には0.5㎜まで寸法が書いてあります。

私も昔は差し金は尺だけのものを使っていましたが、今は片面が尺、裏返すとミリが書いてあるものを使っています。

何が言いたいか自分でも分からなくなって来ましたが、昔の家の仕上がりの善し悪しは見たままに分かり易かったですが、今は設計士物件の大工工事請負などは特にですが図面の指示が細かいので、どれだけ図面通りの寸法で正確に綺麗に納め仕上げれるかという所が大事になっているという事でしょうか。

昔ながらに要を利かすところ、今時の大工として要を利かすところ、今はこの二つの要が重要なんじゃないかと思います。

 

なんとなく無理やり話をまとめたところで今回はおしまいにします。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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